40代は「どうやっているかではなく、どうなっているか」を意識する
こんにちは!サーフィンであなたのチャレンジ精神に火をつける山本先輩です!
最近は僕と同じアラフォー世代の方からレッスン依頼を受けることが増えてきたので、10代、20代からサーフィンを始めた場合と違う上達に向けた練習とはどんな練習かについて書きたいと思います。
◼︎結果の違いはどこから生まれるのか
例えば、プロ野球に入れるようなレベルの選手たちは、中学、高校時代から地元では超有名選手が多いと聞きます。
そんな選手たちでも一軍に入り、レギュラーまで上り詰める選手はほんの一握りの厳しい世界です。
僕と同世代なら誰でも知っている『ハンカチ世代』。
その代表と言えば「マー君」こと田中将大投手と「ハンカチ王子」と言われた斎藤佑樹投手。
この二人は高校最後の夏、甲子園の決勝で先発投手として決勝戦を再試合まで投げ合い、軍配は斎藤佑樹投手に上がりました。
その後の進路は、田中将大投手はプロ野球入り、斎藤佑樹投手は大学へ進学。
田中将大投手は楽天イーグルスにて着々と実力をつけてプロ野球を代表するエースへと成長。
2013年には開幕24連勝のプロ野球記録を達成し、翌年から大リーグ、ヤンキースへと入団し現在に至ります。
斎藤佑樹投手も大学時代主将として大学最後の年にリーグ戦優勝、大学日本一という結果を残し大学4年間を通じて、東京六大学野球史上6人目となる通算30勝300奪三振を達成。
その後、プロ野球日本ハムファイターズへと入団していますが、1軍定着が厳しい状況です。
二人の結果がなぜこんなにも違うのでしょう。
僕はプロで揉まれ続けた選手と、大学レベルで揉まれた選手という違いの中でやはり平等に与えられた時間の使い方「時間の質」が決定的に違ったのだと思います。
野球に向き合う平等な時間を過ごしてはいたが『環境』の違いが、考えや行動の違いとなり、結果に表れた。
斎藤佑樹投手だって大学時代も注目され続けていたし、楽してきたつもりなんてないはずです。
しかし、田中将大投手はプロ野球を代表するバッター達との対戦を繰り返してきた。
同じ時間を過ごす中でも、普段過ごしている『環境』によってかなりの影響を受けてしまうのだと思います。
これってサーフィンの練習に当てはめてみても間違いないです。
◼︎こんな練習だと上達に向けて遠回りする
いつも同じ湘南などポイントで、同じような波のサイズで入ってしまう。
海に入っても、浮いている時間(波待ち時間)の方が多い。
一人でサーフィンしにいくことが多いから、サイズのある波や他県の海にトリップもしたことがなく波質の違いも感じたことがない。
40代からサーフィンを始めた場合、そんな方も多いと思います。
もちろんそれで満足してるという方は問題ありません。
しかし、もっと上手くなりたい。
そう思う方、「練習の質」を変えるにはこれです。
◾︎浮いてるだけの時間を無くす
波待ちして、自分のとこにきた波だけに乗る。
このような練習ではサーフィンが一向に上手くなりません。
そうならないためには、前後左右にくる波のピークを追いかけて波を捉えて乗る
これを意識すると、波のピークを追いかけるという必要が出てくるので、1ラウンドの練習でもパドリングの量が変わってきます。
そう、沢山波に乗りたいなら前後左右に波を追いかける必要があるのがサーフィンなんです。
一箇所に止まっていては波に乗れません。
乗れそうな波に乗るではなく、追いかけて、掴まえて、波に乗る。
上手い人は自然とこういうことをやっています。
◾︎客観的に見てもらう
テイクオフはできるようになったがうねりから乗れない。
横にいけない。
バックサイドが苦手。
サーフィンしていると次々に課題が表れます。
そんな時は素直に、自分より上手い人に見てもらう。
ここで気をつけたいことは、感覚ではなく、誰でも同じ動きになるような理論的なアドバイスを受けることです。
テイクオフ後の膝を曲げ方、股関節を折り曲げ方、上半身の向きはどうなっているかなど、上手い人の身体の使い方が「どうなっているか」をしっかりと認識して再現できるようになることです。
感覚的なアドバイスだけだと結局その人と同じように体が動かすことができません。
プロサーファーのスクールでも良いし、信頼できる先輩の指導でも良いです。
どこを、どのように、どのくらい、どうなっているか。
そのようなポイントを質問して具体的なアドバイスをもらうことがきる方を探すと良いと思います。
僕自身がそうでしたが、サーフィンはただやっていても軽く10年は進歩がないまま時が過ぎます。
40代からサーフィンを始めた方は、「時間の質」を上げる努力も忘れずに★
(山本先輩が教える、初心者のためのサーフィンスクールはこちらから)