「挑戦することは素晴らしい」山本先輩のブログ

サーフィン初心者をとにかく応援したい!山本先輩が「挑戦すること自体の素晴らしさ」を伝えたいを裏テーマに、主にサーフィン初心者に特化した、お役立ち記事を書いています。

上手い人はなぜ簡単に波に乗っていくのか?(特に初心者は「テイクオフが早い」という表現のボード選びに注意して欲しい)

こんにちは!サーフィンを通じてあなたのチャレンジ精神に火をつける山本先輩です。

 

 

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今日は先日いただいた、以下のような質問に僕の経験からお答えしたいと思います。

 

 

【質問】

パワーのない小波でもテイクオフできる人がいますが、どうやったらできるのでしょうか?コツはなんでしょうか?できる人を見るたびにできなくて悔しくなります。

 

 

 

【僕の経験からの答え】

 

結論から書きます。

それは「乗れる波を見極める目」と圧倒的に「パドル力」が違うからです。

勿論テイクオフの技術にも違いはありますが、それよりも乗れる波を見つけてからの動きだしです。

 

そのような人と同じ波を追っても、ボードに立ち上がる前に既に勝負はついていると思ってください。

 

 

テイクオフの動作に入るまでに十分な加速ができているから、上手い人は楽にすぅ〜っと波に乗っていくことができるんです。

上手い人のテイクオフってすごくリラックスしていますよね。

 

また、テイクオフするポジションが分かっていれば、「波の力でテイクオフできるのでパドル力は必要ない」という理論は初心者がすぐにできることではなく、乗れる波を見極める目を持ったサーフィン中・上級者の理論です。

 

経験があるからこそのテイクオフ技術ですから、初心者のうちにそのような波を選ぶ目と、テイクオフ動作の技術を習得することはほぼ不可能だと思ってください。

 

 

波を見極めるにはそれなりに経験が必要ですから、まずはしっかりとパドリング力で波を掴まえることができようになるのが、レベルアップの第一歩です。

 

 

 

僕は波がとろくて、パワーの無い波の日が多い湘南でサーフィンを始めましたから波に置いていかれることが本当に多かったです。

 

 

そんな時、質問者の方のように上手い人は同じ波にも関わらず何であんなに楽に波を掴まえて乗っていくのだろうと思っていました。

 

 

正直、パドル力も違うのかな?とは思っていましたがどちらかというと自分の波選びが悪いとか、テイクオフのポジションが悪いとか、そこにばかり意識がいっていました。

 

 

パドリング力が圧倒的に違うだなんて全く思っていませんでした。

 

いや、何となく分かってはいたけど、パドルだけの練習をするのが嫌で目を背けていたのかも知れません。

 

 

しかし、サーフィンを始めて15年経ったいま、やっと分かったんです。

 

 

上手い人やプロサーファーは週末サーファーのように週一回だけのサーフィンではなく、波の良い時間などを狙って毎日入っていることでしょう。

 

だからこそパドル力が圧倒的に違う。

 

 

その上プロサーファーはパドリング力を鍛えるトレーニングなんかもをちゃんとやっているんですよね。

 

 

パドリング力を鍛えるだけの練習は、はっきり言って海の上でランニングする感覚に近いです。

 

例えば僕は10分間とにかくパドルし続けるトレーニングなどを波の無い日はやっています。

 

楽しいかと言われればつまらない。。

 

そして辛い。。。

 

 

でもパドルトレーニングの効果は割とすぐに実感できるのでやっています。

 

 

海に入っていても、波待ちしている時間が長い日ってありますよね。

 

浮かんでいるだけの時間は勿体無いです。

そんな時もちょこちょこパドルして、とにかく波を追うことです。

 

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なかなかセットが来なければインサイドの波に戻って小さめの波に乗ってみたり、右に行ったり、左に行ったり、できるだけ動き回るようにしましょう。

 

そうやっていくと、どんどんパドルが早くなっていきますから。

 

 

周りのサーファーが波待ちしていても波が来なければあなたはパドリングしてください。

 

海に入っている時間の大半の時間を浮いているだけというのは実に勿体ないです。

(週末しか海にいけない僕のようなサーファーは特にそう思います) 

 

上手くなりたければ誰よりもパドルしてください!

 

 

 

 

それから、初心者の頃によくある勘違いで「テイクオフが早い」という表現のボードを選べば自分でも沢山波に乗れるはず!と思ってしまうことがよくあります。

これも本当に注意してください。

 

 

まさに僕が初心者の頃にそう思っていたことでもありますし、非常に勘違いしやすいです。

 

 

ショートボードとロングボードくらい浮力が違うならまだしも、同じショートボードで今乗っているボードよりも厚みがあってテイクオフが早そうだなと感じるボードというのは十分なパドリング力があるからこそ、そのように乗ることができるボードなんです。

 

 

具体的にいうと5.10の普通のショートボードから「アルメリック」のPod 5’8という厚みのあるモデルに乗り換えたんですが、浮力が大きくなった分、ドルフィンスルーで板を沈めることが大変になったと感じたくらいで1ラウンドで波に乗る本数も対して変わらなければ、サーフィンが劇的に上達するなんてこともありませんでした。。。

 

 

 

プロの中には自分の体重に適正と言われるボードの浮力より、わざと浮力を落としたボードに好んで乗る方もいます。

これも十分なパドル力があるからこそ行き着く境地だったりします。

 

 

15年も経った今だから思うサーフィン上達への近道は、基礎であるパドリング力を普段から高める練習をしておくことです。

 

 

これはテイクオフの練習をしている初心者の頃からでもできることですし、技術は必要ありません。

 

 

 

いざ波に乗り、テイクオフ動作に入る時にはリラックスした状態で波に乗れるように、パドリング力アップのための練習を行いましょう。

 

 

サーフィンの上達に向けて、皆さんが僕のような遠回りをしないように願っています☆

 

 

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